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 「ガチャガチャした個性の強い女の子4人が、留まらないでスピンして動き回っているんです」。そのバンド名の通り、Gacharic Spin(通称:ガチャピン)のライブは、ボーカルだけでなく、ギターやベースも入れ替わり立ち替わりステージを駆け巡って、いい意味で「定位置がない」。ド派手なコスチュームに包まれた身体から発散されるエネルギーと若さとセクシーとかわいらしさが渾然一体となって、オーディエンスにハイテンションの上昇気流を巻き起こす。

 メンバー4人は、それぞれ結成や加入までにさまざまなバンド歴を持っている。リーダーでBa.担当のFチョッパーKOGAが、前バンドを脱退して、再び音楽をやるならと声をかけたのが、高校の同級生でバンド仲間でもあったはな(Dr.)。活動休止が決った連絡を入れたらボーカルとして迎え入れられたArmmy(Vo.)と、結成メンバーのひとりの脱退を受けて知人の紹介でオーディションをして加入したTOMO-ZO(Gt.)という現メンバーになったのが2009年の12月。パワフルかつセクシーなボーカルで、バラードからハードな楽曲まで見事に歌いこなすArmmy、17歳でBASS専門誌に取り上げられ、アグレッシブなプレイスタイルの女性スラッパーとして名を駆せるFチョッパーKOGA、最年少ながら堅実で華やかなライブパフォーマンスも注目されるTOMO-ZO、15歳でのボーカルでのデビュー、ベーシストを経て、ドラムとして加入したオールラウンダーのはな。彼女はガチャピンのサウンドの鍵を握るコンポーザーとしても八面六臂の活躍をする。さらに楽器を操る3人は各楽器の教則DVDも発売していて、ルックスだけでなく実力も兼ね備えているのだからオソレイル。

 スタートからわずか1年余りの活動においても、結成時からフルスロットルのアグレッシヴさで突き進んできた。結成直後2009年10月にいきなりの東名阪ツアーを敢行。ツアーファイナルには原宿アストロホールを早くもソールドアウトさせた。2010年には3,6,9月と3カ月おきに3枚のシングルをリリースし(「Lock On!!」「ハンティングサマー」「雪泣く〜setsunaku〜メロディー」)、それぞれの発売ごとに新曲を引っさげて全国ロングツアーを決行して回った。2月から参加した携帯公式有料サイト「BARKS★ARTIST」でも、登場するや否や1位を獲得して独走するなど、人気は上昇する一方だ。

 「ちょうど1年、3日に1度はライブをしていました。とにかくまず自分たちを知ってもらいたい、ツアーの中で成長したいという一心で駆け抜けてきました。回を重ねるごとに地方でも着実にお客さんは増えているのが実感できて、ファン同士が会場で仲良くなっていくのも目にして、私たちを接点に繋がってくれるのかなと思うと嬉しかったです」(KOGA)。移動したツアー先でもつねに一緒に行動しているという4人の関係は、「友だちというより家族」。「空気のようでもあり、助け合っているけど、目指すところはもっと上に行きたいと思ってるから言うところはバンバン言う」間柄だ。

 ガールズバンドとしての大きな魅力は、楽曲はテクニックに裏打ちされたガッチリとしたバンドサウンドでありながら、歌詞は女の子らしい等身大の恋愛を綴ったテーマや世界観が明確に出ている点だ。その組み合わせとバランスが弾けるようなエネルギッシュなパフォーマンスと見事にマッチしていて、幅広いファン層から支持を得ているひとつの理由だろう。リリースする曲ごとに何か新しいチャレンジを試みていて、その急成長ぶりを一緒になって感じていけるところも応援したくなるポイント。ちなみに、「小さい頃の夢orバンドをやっていなかったら何になってたと思う?」との質問には、「漫画家(Armmy/ちなみにガチャピンではジャケットやグッズのイラストやデザインも担当)」「スチュワーデス?(KOGA)」「魔法使い(TOMO-ZO)」「小さな飲食店で働きたい(はな)」と、4人の個性が垣間見れる回答だった。

 2011年前半はライブDVDの発売と全国ツアーの予定、そして3月にはアメリカ・ヒューストンのアニメフェスにも招かれている。「みんなで頑張って、楽しみつつ、強いバンドにしていきたい。突っ走りま〜す!」(はな)。ガールズバンド“最強”の地位を目指して、高速スピンの勢いはますます増している。

Official Web Site http://gacharicspin.com
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(ライブ情報) 彩モノガタリ
■1月8日(土) 六本木morph-tokyo
[open / start] 17:00 / 17:30
[adv / day] ¥2500 [D別] / ¥3000 [D別] 
w / hy4_4yh / THE 宇都宮 ROCK STARS / 音影 / ゲビル

Interview&text : Eiji Kobayashi


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