曲と詞はさやかによるものだ。バンドのコンセプトのとおり、その歌詞も、「女の子」という奇妙な生きもののパッションと行動原理がシンプルかつストレートに表明されている。 〈右手にはデザート チョコレートバー持って/お出掛けするの 高い高いとこ//はしたないアタシは 明日を待てない/お出掛けしよう Every night Every time Any time!//赤い口唇で 絶対残さず溶かしてみたい〉と欲望を訴える「CHOCOLATE BAR」。 〈断ち切れるまでに どれくらい?/あと何万回 泣けばいい?//あのコをさらってゆくなら あたしの秩序は壊れる/忌々しい!〉と失恋による世界崩壊を呪う「十戒」。 〈何か失くしたよーな/誰かが 泣いているとしたら/あたしは 愚かだ/自由が不自由になってく……/なんて おかしいよネ/傍にいてくれるのなら 不自由も愛すわ〉と存在論的不安のアンビバレンツな思いを歌う「ZERO ZERO HEAVEN」。