2月21日（土）に同日発売のミニアルバム『いつまでも』のリリースパーティーを開催するWAVEは、masa、sen、yasuの3人からなるボーカルユニット。昨年３月１日に結成後、都内を中心に数多くのライブハウスやイベントステージで活動を続け人気上昇中の彼らが、CD発売を機に全国区を目指す。
メンバーの出会いは、ここ六本木のmorphだという。masa、senはもともと２人での別名義ユニットで、yasuは別のグループでそれぞれ活動をしていたが、両者が出たmorphでのイベントで意気投合。「コーラスをやりたいという思いがあって、もっと声を分厚くしたい、メンバーを増やしたい」と考えていたmasaとsenと、すでに解散が決まっていて「この先どうしようかと考えていた」yasuの思惑が一致し、急展開でWAVEが結成された。
「歌で勝負したい」という強い思いを抱くWAVEの最大の持ち味は、やはり３人それぞれに個性のあるボーカルだ。「masaの高音は客観的に見てもそこら辺にはいないなって思いますし、senは低音が響くのが持ち味」（yasu）。「yasuは軸になる安定感ですかね。声質も３人で全然違うんです。コーラスワークはもちろんですが、それぞれが出たがりなんでガンガン行く感じでパワフルにもなるし、同じ曲を歌っていても毎回違って聞こえるライブ感を出して、感情を込めて歌っていきたいです」（masa）。
作詞作曲を主に手がけるのは「すごいロマンチスト」と他のメンバーに評されるyasuだ。「１人で道を歩いている時にすれ違ったカップルとかを見て、勝手にストリーを作っちゃうんです。あと、ドラマとかアニメとか、自分の体験よりもフィクションからさらにイメージを膨らませて作ったりしますね。歌詞は夜中に書くことが多いんですけど、盛り上がりすぎて、朝起きて見直すとキモい！ってこともありますけど（笑）」（yasu）。
聴かせるスローバラードから、アップテンポのノリノリの曲まで、WAVEがステージで繰り広げる歌の世界観は幅広いが、yasuによれば、「３人の個性がそれぞれ強いので、当初はコーラスになったときメインを誰にすればいいか分からなかったし、客観的な正解がわからなかった」という。「でもわからないのが逆に楽しくて、できあがってみて、あ、こんな曲になったんだって思うこともある。今でも未知な部分があって、だからこそ面白い」（yasu）とその秘密を明かす。
例えば、今回のミニアルバム『いつまでも』に収録されている「~I just love U ~ 最愛なる人へ贈る歌」は、「masaがどんなメロディを書いても何でもできちゃうんで、とことん難しい曲を作ってみようとして作った曲」（yasu）。
その一方で、実はこの曲の背景には、仙台出身のyasuが東日本大震災で被災した身近な人から体験談を聞いたことから抱いた個人的な想いがベースにあるという。
「震災後からずっと構想しつつうまくまとまらなかったんですけど、WAVEを結成した時に改めて取り組んでできた曲なんです」（yasu）。個人的な想いとメロディの技術的なハードルへの挑戦とが掛け合わさったことで、歌のスケールが何倍にも拡大し、結果的に予想以上に多くの人に共感を得られる曲になった。
メンバー３人とも地方出身で、「ビッグになりたい、売れたい」という決意があるだけに、この１年はフットワーク軽くいろんなジャンルのイベントに出演してきた。「ライブハウスだけではなく、深夜のクラブイベントや、野外のステージだけでなく、秋葉原のアイドルイベントにも、他の出演者が10代の女の子という中に混じって出たりしました。売れるためにはいろんなことをやっていきたい」（sen）。
「アイドルから学ぶことももちろんある。お客さんは音楽を聴くんですけど、やっぱり人を見ていると思うんです。僕たちも音楽の面以外でも人間性を見て欲しいし、お客さんとの距離感も近いので、まずはライブに足を運んで欲しいです」（masa）
自らの歌を信じ、「今の状況から早く抜けだしたい」（masa）という真っ当な野心を抱くWAVE。この1年の集大成となるリリースパーティーで、その思いをすべてぶつけ、全国へ向かって大きな“波”を起こす。
officialブログ http://ameblo.jp/wave-smy/
（ライブ情報）
WAVE Mini Album Release Party 〜special one-man live〜
2015年2月21日（土）
会場：六本木 Morph-Tokyo
時間：OPEN 16:00／START 16:30
チケット：前売3,500円 ／当日4,000円（ドリンク代別途600円）
※学生割引（学生証持参の方のみ対応) 高校生 ¥2,500+1D／中学生以下 ¥1,500+1D
出演：WAVE Special Guest：SORGENTI、戸塚 慎
